世界遺産カルタ The World Heritage Cards活動報告ブログです

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チャンパー通信 第13号 8 years ago
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発行者:舘野直子(H19-1 村落開発普及員 ラオス国セコン県教育局)
 皆さんこんにちは。9 月は雨が続き、携帯電話が繋がらなかったり、ネットが使えなかったりと少々不便な生活を送っています。また家の前の赤土道は雨で泥濘、滑りやすく、毎日気をつけながら出勤しています。乾季が待ち遠しい…

《語学フォローアップ研修》
 9 月上旬に、1 週間の語学フォローアップ研修を受けてきました。赴任する前に日本で2 ヶ月、首都で約1 ヶ月、その後任期中に必要に応じてフォローアップ研修が受けられます。
 講師は、ラオスに来た際、首都で語学研修を担当していただいたラオス国立大学の先生にお願いしました。一年前には、先生の話すラオス語がほとんど理解できなかったのですが、今回は話していることが理解できるのです。不思議なものですね。実感はないのですが、この一年で多少は語学力が伸びたのかもしれません。
 授業では、新しいイディオム、フォーマルな言葉使い、報告書の書き方、発表の仕方などを勉強しました。今回は任地でいつも耳にする単語や言い回しを再び勉強する作業だったので、すんなりと頭に入ってきました。また他の隊員の語学力にも、良い刺激を受けました。
 赴任して7,8 ヶ月経つと、教育関連の基本単語を覚えたことで、また職場の人たちと長く一緒にいることで、双方の考えていることが言葉以外でも察知できるようになりました。ちょうど語学の勉強が疎かになっていた時期なので、この時期に再び語学の勉強ができてよかったです。久しぶりに頭を使いました。

《GPAR プロジェクト》
 現在セコン県では、国連開発計画(UNDP)が中心になり、行政改善プロジェクト(GPAR: Governance and licAdministration Reform)が行なわれています。この中の一つの活動に、行政官の英語能力向上のための英語講座が設けられています。教育局と高校の英語教師が毎日2 時間、2 ヶ月間、各局から来る受講生に英語を教えています。

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(初心者コースの授業風景)
 私も彼らと一緒に、試験(クラス別け、中間、期末)の作成、会話の単元の手伝いをしています。教育局の英語教師からは、私と話すことで、外国人と話す経験を受講生にして欲しいという強い希望があります。
 ラオスでは、これまで政治や歴史的背景により、学生のときフランス語を数年、ロシア語を数年、その後ベトナムに留学している職員もいます。語学は子供で無い限り数年で習得できるものではないので、どの言語も中途半端になってしまったり、英語は勉強したことがない人もいます。そのため受講生は人によりレベルの差があり一斉に教えるのは困難です。しかしどの局でも、外国のドナーに頼って状況改善をしていることを考えると、英語を学ぶことは彼らにとって重要なことだと感じさせられます。

別れの季節 
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 ラオスでは9 月が新年度です。日本の4 月のように今まで親しくしていた人との別れがありました。ナンさん(写真上)は任地での無二の親友です。いつも一緒に食事に行ったり、遊びに行ったりと、任地と私の架け橋になってくれた人です。9 月から勉強をしにセコンを離れてしまいました。次に飯田調整員とご家族(写真下)。定期的に職場を訪問してくださり、根気強くJOCV の仕事を職場の人に話してくださいました。またご家族は任地の生活に疲れた際、いつも暖かく迎えてくれました。契約期間を終えて日本に帰国されました。今までありがとうございます。


【チャンパー通信 第13号】 2009-01-07 09:43
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チャンパー通信 第12号 8 years ago
20080604-hana.JPGチャンパー通信 第12号(2008年8月)20080604-hana2.JPG



発行者:舘野直子(H19-1 村落開発普及員 ラオス国セコン県教育局)
皆さんこんにちは。今月も学校が夏休み中なので、この期間を利用しバンコクに遊びに行きました。久しぶりに味わう、物の多さ、人の多さ、車の多さに多少圧倒されながらも、日本にいるときのような「便利さ」を楽しんできました。

《年間会議と展示》
 8 月5-7 日、セコン県教育局年間会議が行われました。この会議では、県教育局と郡教育事務所が今年度のまとめと次年度の計画を発表しました。今年はそれに加え、今後高校が1 学年増えることや、小学校3 年生から英語を教えることに関する議論も行われました。
 この期間に私も一年間の活動をまとめ、パネル展示を行いました。これまで職場で直面した問題が2点あります。?活動自体がメインイベントだと考えてしまい、その原因や結果に注意を払わないスタッフが多いこと、?新規ボランティアであるため未だに私が何をしているのか分らないスタッフがいる。良い機会なので、?活動を行う過程(原因-活動-結果)を理解してもらうこと、?日本人ボランティアの仕事を理解してもらうことを目的にして、前学期に行った100 マス計算の展示をしました。
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《奨学生家庭訪問》
 NGO 日本民際交流センターの行う、ダルニー奨学金を受けている奨学生2人の家庭訪問に同行させてもらいました。
 2 つの家族は、ともに父をなくし母と長女が4 人の幼い子供を養う家族です。母もまだ若いのですが、非識字者で、自分の歳も子供の歳も分りません。そして13,4 歳になる長女も一度も学校に通ったことがないそうです。
 それほど辺鄙な村に住んでいるわけでもなく、学校も目の前にある状態で、一度も学校に行ったことがない子供がいること。そして、同じ現代に生きていて、私と年齢も離れていないだろう母親と子供が、文字を知らないことに衝撃を受けました。文字が自分の生活に関係していない世界というものを知り、驚くと同時にその中で暮らすことに恐ろしささえ感じました。
 これまで私は、街の中心地の教育状況に注目し、教育の質に関わる活動をしてきました。街の中心部の家族もそれほど教育熱心ではありませんが、少なくとも子供が文字や計算ができるようになって欲しいと願っています。しかし、この2 家族は貧しいまま生活を改善する術を知らずに取り残されてしまったような気がしました。今回の奨学生訪問で、村での教育状況やノンフォーマル教育にも目を向けるきっかけができました。
 しかし家族の中で唯一学校に通っている奨学生は、訪問した私たちの質問にしっかりと受け答えをしていました。学校や家族のことを話す様子からは、成長したこの子がこれから家族に新しい風を運んでくれるような期待感を持つことができました。
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 (大切そうにお土産を抱える奨学生)

誕生日を迎えて 
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 8 月22 日、ラオスでの2回目の誕生日を迎えました。今回は職場の友達や街の友達、外国人仲間を集めて、川沿いのレストランで贅沢にお祝いしました。最後の誕生日ですから。今年の誕生日は、顔なじみの人々に囲まれて和やかな誕生日会になりました。1年経つと、人にも街にもすっかり馴染んできて、セコン県が第二の故郷だと感じ始めています。また楽しい一年が過ごせると良いな~。


【チャンパー通信 第12号】 2008-11-04 11:29
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チャンパー通信 第11号 8 years ago
20080604-hana.JPGチャンパー通信 第11号(2008年7月)20080604-hana2.JPG


発行者:舘野直子(H19-1 村落開発普及員 ラオス国セコン県教育局)
皆さんこんにちは。今月は学生の時の友達がラオス南部の地方都市まで遊びに来てくれました。学生の頃の思い出話や、他の友人の近況報告をしながら、懐かしい話に花が咲きました。まだラオスに来て1 年しか経っていないのに、なんだか日本にいた頃をすっかり昔のことのように感じました。

《夏休みの学校》 
 小学校の夏休みは約3 ヶ月あります。先生は実家に帰り農業をしたり、市場で野菜を売ったり、夏休みのプライベートスクールをしたりと副業に励みます。子供たちも同様毎日遊ぶ子もいれば、家の畑を手伝う子、プライベートスクールに通う子もいます。
 前年度100 マス計算活動を行った学校では、プライベートスクール(1 ヶ月の授業料は約500 円)で前年度の授業の復習をしていました。1 年生のクラスでは、ラオス語の授業が行われていました。1 年間勉強したはずなのに、まだラオス語の単語が書けません。以前読書推進を行なうNGO の方に、首都ビエンチャンの生徒に比べて新聞や本などの文字に触れる機会の少ない地方の子は、文字習得がかなり遅いと指摘されたことを思い出しました。1年間教えてきた先生も苦笑いしていました。
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《試験》 
 6 月中に、中学校と高校の進級試験と卒業試験が行われました。今回はラマム郡とタテン郡の試験を副局長と視察しました。
  ラマム郡の学校では試験会場に入る前に生徒は服にカンニングペーパーを持っていないかチェックされます。そして試験はしっかりと封のされた封筒を切って、試験用紙が配布されます。また試験時も一部屋2 人の先生の監視の下静かに試験が行われました。緊張した面持ちで教室に入っていく生徒たちの姿を見ながら「がんばれ!」と応援していました。以前からラオスの試験はカンニングが多いと聞いていましたが、案外公正な試験だったように思います。このまま答案用紙採点の際も公平に行なわれていれば良いのですが。
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(先生にズボンのポケットをチェックされる生徒)

《カオパンサー祭》
 7 月17 日にカオパンサー祭(雨安居入り)が行われました。雨季の間、仏教僧は寺に入り修行をするそうです。その期間に入る際と明ける際に盛大に祭が行われます。蝋燭、花、お菓子などのお供え物を持ち、当日の朝は正装(巻きスカートとショールを肩にかけ)で寺に托鉢に出かけます。涼しい朝の空気の中で、線香と様々な花の香りの中で読経を聞くのはなかなか良いものです。
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(境内での托鉢風景)
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(寺の外で読経に参加する村人)

シンダートを食べる!
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 私の好きなラオス料理の一つに、シンダート(ラオス風焼肉)があります。写真のような鍋の外側にスープと野菜を入れ、鍋の中心部で肉を焼きます。そして味噌ダレにつけていただきます。任地にある店では、肉の品揃え(牛、豚、猪、水牛、鹿、手のり鹿、魚)が豊富で、自家製のタレも美味しいので毎週通っています。


【チャンパー通信 第11号】 2008-11-04 11:08
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チャンパー通信 第10号 8 years ago
20080604-hana.JPGチャンパー通信 第10号(2008年6月)20080604-hana2.JPG


発行者:舘野直子(H19-1 村落開発普及員 ラオス国セコン県教育局)
 皆さんこんにちは。今月は隊員総会のため中旬から約2 週間、首都ビエンチャンに行っていました。ちょうど1年前の隊員総会時にラオスに赴任したことを思い出しながら、もう1 年が経ってしまったという驚きと、 あと1 年しかないという焦りを感じました。

《理数科教員への教授法研修》
 5 月の12-14 日に、理数科教員への教授法研修がセコン県で行われました。まず、チャンパーサック教員養成短期大学の教官が講師になり、小学校教諭に模擬授業を行い、その後小学校教諭が授業計画を立て、生徒のいる教室で、公開授業を行いました。
 今回の研修では、「教材」に注目し、作り方と使い方を、模擬授業を通して学びました。例えば、掛け算を教える際、一つの透明な袋に3 つの飴を入れ、その袋を4 つ用意します。生徒たちは、目に見える状態で3+3+3+3=3×4を理解することができます。このように教材を使うことによって、分りやすく導入することができるという授業でした。
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(教材を使った掛け算の模擬授業)

 次に、教官の授業を参考にして小学校の先生達が授業計画を作り、公開授業を行いました。教官の行った授業と同様に、飴を袋に入れた教材を作りました。しかし机上に飾りのように並べられているだけで、掛け算の説明には使われていませんでした。
 私が小学校を巡回する時、先生達から頻繁にこう言われます。「教材の作り方を知らないから、良い授業ができない。授業の質をあげるため、教材の作り方の研修を受けたい」と。しかし、今回の研修を通して、教材は見せてあげれば作ることができるが、その教材を効果的に使用する方法を習得するのは難しいことが分りました。この研修に来ていた専門家も、今まで教材を使った授業を受けてきていない先生が、1 日や2 日でできるものではないとおっしゃっていました。今回の研修が、教材を使った授業を試行錯誤していく、一つのステップになっているのかもしれません。今後も定期的にこのような機会があれば、授業の質を向上させることに繋がるのではないかと思います。

《100 マス計算活動?》
 理数科教員への教授法研修に合わせて、今学期最後の100 マス計算活動を行いました。研修には多くの学校から先生が集まります。その機会に、簡単な、今学期の100 マス計算の報告と今後の活動のためのプロモーションを行うことにしました。模造紙に、「100マス活動の説明」、「100 マス計算を行うきっかけ」、「活動している2 校の様子」、「100 マス計算を上手く授業に取り入れている先生の授業の特集」、「興味のある学校は来年行いましょうというお誘い」
を載せ、研修会場外の壁に貼ることにしました。
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(100 マス計算の紹介、写真、サンプルを載せた掲示物)

 本来は研修に来てくれた先生達用に作ったものですが、先生達よりも生徒達に好評でした。掲示物の前には子供たちの人だかりができていました。知っている先生の写真見て喜んでいる生徒や、サンプルとして貼ってある100 マス計算を実際に解いている生徒もいました。来年100 マス計算をしたいという先生からの申し出はありませんでしたが、このように今年度の100 マス計算活動は無事終わりました。

ライチの季節
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ライチの季節がやってきました。ラオスでは育てていないそうですが、市場にはタイやベトナムから来たライチがたくさん売られています。美味しいライチを食べながら、ラオスに来て2 度目のライチの季節を楽しんでいます。ラオスではフルーツで季節の移り変わりを感じることができます。


【チャンパー通信 第10号】 2008-08-26 21:20
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チャンパー通信 第9号 8 years ago
20080604-hana.JPGチャンパー通信 第9号(2008年5月)20080604-hana2.JPG



発行者:舘野直子(H19-1 村落開発普及員 ラオス国セコン県教育局)
 皆さんこんにちは。ラオスの学校は9 月に始まり、5 月に終わります。来月は進級試験が始まります。学校では先生と生徒が復習に、県教育局では試験の準備に追われています。その後長い休暇に入ります。今学期の私の仕事も今月で終わりでした。焦って閉めの活動をした忙しい月でした。
 前号で取り上げた《学校保健研修》ですが、「学校保健」ではなく、教科「私たちの身の回りの世界」のワークブック研修の誤りでした。申し訳ありません。この場をかりて訂正します。

《公開授業》
 今月6 日、ワットルアン小学校で校内公開授業が行われました。セコン県の小学校では、校内でお互いの先生の授業を観察する「公開授業」が年に2回行われています。今回は教科「私たちの身の回りの世界」(理科・社会)の授業を見てきました。今回も前号でも紹介した先生(アッタプー県での教科「私たちの身の回りの世界」研修)が面白い授業を見せてくれました。
 彼女は4 年生の単元「熱伝導」の授業を行いました。熱伝導に関する紹介の後実験を行いました。その内容は、鉄線の一方持ち、もう一方を蝋燭の火に近づけるというものです。長く火にかざすと手に持った鉄線が熱くなり、熱が伝わったことがわかります。
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熱伝導実験?
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熱伝導実験?
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 また実験中、先生の指示で、各グループから一人が外に出て日光浴をしているではないですか?!これも太陽の熱が伝わり暑いと感じるという、体を張った「熱伝導」の実験でした。
 ラオスの小学校では、理科の授業で実験を行わないことも多いようです。しかし彼女は、買っても10 本10 円ほどの蝋燭と道に落ちている鉄線、そして太陽の恵みを使ったアイディアいっぱいの授業を行いました。校内だけの公開だけではもったいないと思える良い授業でした。

 《100 マス計算活動?》
 前号で、先生方が自主的に100 マス計算活動行うことになったとお知らせしました。自然消滅するかのように見えた活動でしたが、細々と各小学校で続けられているようです。その中のノンミサイ小学校のチャンサマイ先生は、生徒や先生に合わせて、工夫した計算活動を続けていました。
 まず計算用紙は事前に生徒にノートにマスを作らせて3、4 枚用意させていました。また採点の負担を減らすため、5×5 の25 マス計算になっていました。内容は、繰り下がり引き算が苦手な生徒への練習のために、縦のマスには25、32、12…を、横のマスには3、7、2、8…の数字を配置していました。そして最後に、点数ばかりを気にする先生が多い中、彼女はできなかった生徒に再度説明し、計算させ、見直し作業をさせていました。
 この100 マス計算活動だけでなく、この先生はこれからも必要に応じて授業に様々な活動を取り入れることができそうです。
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また現れました
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去年に引き続き、今年もサソリが現れました。今回は約10cmもある黒い鎧に覆われた厳ついサソリでした。刺されても死に至ることは無いそうですが、尾を高く反り上げて攻撃態勢に入ったサソリは迫力がありました。サソリも私も大興奮の一日でした。


【チャンパー通信 第9号】 2008-08-06 21:10

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